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横滑り防止装置の義務化 [ビジネス]

2012年2月

最近発表される乗用車には、ESC:Electronic Stability Control(横滑り防止装置)が全車標準装備となっているものが多いです。

たとえば、ここ数ヶ月の例をあげると
ホンダ「N BOX」 平成23年12月16日発売
トヨタ「アクア」 平成23年12月26日発売
トヨタ「86」 平成24年4月6日発売予定
スバル「BRZ」 平成24年3月28日発売予定
マツダ「CX-5」 平成24年2月16日発売

なぜかといえば、自動車の保安基準が一部改正されたからです。

国土交通省 報道発表資料(平成22年12月9日)
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000070.html

義務化のスケジュールは次のとおりですが、各メーカーはこれを前倒しして実施しているようです。
新型生産車については平成24年10月1月(軽自動車にあっては平成26年10月1日)から、継続生産車については平成26年10月1日(軽自動車にあっては平成30年2月24日)から義務化することとします。


ESCの義務化は日本だけでなく、米国、EU、カナダ、オーストラリアでもすでに決定しています。

ESCは、一昔前からあった安全装備のひとつですが、高級車や高性能車、上級グレードに設定されていただけで、広く普及しているものではなかったです。
これが義務化されることによって、事故が減るだろうと予想されています。
安全が少しでも高れば、うれしいことです。

ESC 横滑り防止装置公式ホームページ
http://www.esc-jpromo-activesafety.com/benefit.html


なお、ESC(横滑り防止装置)は一般名称ですが、メーカーによって呼称は様々です。
たとえば
トヨタ VSC(車両安定制御システム)
ニッサン VDC(ビークルダイナミクスコントロール)
スズキ ESP(車両走行安定補助システム)
などです。

その昔、アンチロック・ブレーキ・システムについてもメーカーによる呼称の違いはありましたが、現在では「ABS」に統一されつつあり、世間一般の認知度も高いと思われます。

ESCも同じ道をたどるでしょうか?
今のところ「横滑り防止装置」という言い方が一般化しているように感じます。
和訳として多少の違和感はあるけれど、それが何を指すかはイメージしやすいのかも知れません。


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