つなひき [できごと]
5月27日(日)、小学校の運動会にいきました。
親が参加する種目は綱引き。
町内のおとうさん方は、前日の神輿担ぎで
「(身体が)使いもんにならんわね」
みな渋々参加したもののいざ始まれば、勝つ気マンマン。
勝負事には勝ちたくなる....ってのが人情。
ピストルの号砲一発で、ゼロから一気に出力全開。アドレナリン大放出。
私を含め、普段から運動不足の人には危険。
過去にはアキレス腱を切った人もいるらしい。
1回戦は引き分け。
この綱引き、正確には「お助け綱引き」。
チームの半数は、少し離れたところから走って駆けつけ加勢する。
場所を変えて2回戦。今度は走る番。
よーいドン!よせばいいのに全力疾走。
勝負事には勝ちたくなる....ってのが人情。
転ぶお父さんを尻目に、いいコーナーリング・ワークで綱に駆け寄る。
綱をジャンプして向こう側に回ろうか!?
イヤ、綱が地表より浮いてきたので
これにひっかかって転ぶのは、走って転ぶことよりブザマ!
ヘタすりゃ綱を跨いで、股裂き。
「殺す気かー!」
ウケを狙うなら、これ以上おいしい場面はないんだけど
この場面でウケを狙う必要なし。
2回戦目も引き分け。
これで丸く収まってシャンシャンかと思いきや
3回戦もやって勝負をつけるという。
皆、ハアハアゼイゼイ、グッタリ。
この種目、勝とうが負けようが、しろ組、あか組の得点には全然関係ない。
「関係ないなら、引き分けでいいよぉ....ハァハァ」
と不満めいた声があがる。
3回戦目は「お助け」がなく、全員その場で引っ張る。
1回戦目からそうなのだが
「オーエス、オーエス」のような、ちゃんとした掛け声を掛けている余裕はなく
「ハッ!」とか「セッ!」とか、文字にならない掛け声。
最初はそのリズムで引っ張るが、長く続かず、そのうちにバテて無言の断末魔。
優勢か劣勢かわからないけど
「もうやめてくれぇ」「終われ~」と懇願の声があがる。
一方、応援席は、異様な盛り上がり。
終了のピストル、バン!
「死ぬぅ~」と声が出るのはまだ丈夫なほうで
大多数は精根尽き果てて、両手を両膝に、顔も上がらず、嘔吐寸前のポーズ。
もう勝敗はどうでもいいから、早く解放してくれ。
3回戦も引き分け。
「腰の限界が来そうだったのでピストルを鳴らしました!」
綱引きの進行は、若い男の先生。息子の担任だよ。
「あのねぇ、腰の限界じゃなくて、心肺機能の限界だよ。」
と、突っ込みを入れる間もなく、さわやかスマイルで4回戦も宣言。
やらないと収まりがつかないくらい、会場は盛り上がってしまったようだ。
少し休憩をとって、4回戦突入。結局これも引き分け。
後で聞いたら
「綱が切れるんじゃないかと思うぐらい、全然動かなかった」
らしい。4回戦とも。
半ソデで参加した知り合いのオトウサンの内腕部には、痛々しいアザが....。
皆、明日からの仕事を心配していました。
ジュース1本もらって、おつかれさん!
明けて月曜、少し筋肉痛あり。火曜、痛みなし。
手を抜いたわけじゃないけれど、力まかせじゃ、すぐバテると判断。
テレビで見た、日本のトップレベルのママさんチームを見習ったのです。
姿勢が違うもんね。
体重をかけて、後ろにそって、自分の体をクサビのようにしてました。
自分の場合、体重>腕力 なので....。
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