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ぶらり東京ひとり旅2006秋(3)糖朝 [旅 tokyo]

前回からのつづきです。

日本橋高島屋の地下1階を2周ぐらい、じっくり見て回った。
昼飯時はとっくに過ぎたので、もうどの店も空いているだろう。

本館のレトロなエレベーターに、ご年配の方々と同乗。
エレベーター・ガールの運転で上階へ。
「これぞ、百貨店!」って感じ。

このエレベーターに関してはこんなページを見つけた。
日本橋高島屋の特別食堂とエレベーター ~東京考察
社団法人日本エレベータ協会:インフォメーションスクエア


【3】 糖朝

新館6階レストラン街の「糖朝」へ行ってみた。
前回の東京ツアーに続いて2度目の訪問である。

案内された席も、前回とほぼ同じ場所。
店内には、昼のラッシュが過ぎ去った後の余韻が感じられた。

まずはビール。
ブヘェー....。緊張と疲労をときほぐす一杯。

目の前には、中国茶の急須も置かれてあり
「熱いお茶で一服」もいいのだが、残念ながらビールと同時進行できない。
冷めていくお茶を眺めるばかり。

エビワンタン入り香港麺。
干しエビのニオイだろうか。乾物系のクセのある香りが立ち上がる。
洗練されてなく、どちらかとえば田舎くさい感じ。それが香港風の特色なのだろうか?
麺は極細。スープは薄味。

豆腐花(トウフファ)。
前回は冷たいものをいただいたが、温かいものはどんな味だろう?
それが再来店の大きな理由であった。

湯豆腐を甘いお湯で食べる感じだった。
でも、豆腐がやわらかいので湯豆腐とは似て非なるもの。

この豆腐花の本格的な食べ方は、木桶でつくった出来立ての温かいものを数人で分けて食べるようだ。
胡桃や小豆のたれなどがあり、味を変えて楽しむこともできる。

糖朝Sweet Dynastyの名の通り、甘味が主体の店で
豆腐花以外にもマンゴープリン、仙草ゼリーなども人気のようだ。

「医食同源」をコンセプトとしており、粥、麺、点心も充実。
(記憶違いでなければ)器はすべて、真っ白でつややかな陶器。
丸みを帯びて、女性的なやさしさを感じさせるもの。
この器類も、ある種のコンセプトを表現したものだろうか。


【3.1】 TOKYOへの集中ぶり

糖朝を知ったのは、図書館から借りてきたアジアン・スウィーツの本。
著者が香港No.1と絶賛していたので、たまたま記憶していたのだった。

ネットで調べてみたら、すでに日本上陸を果していた。
日本の、特に東京の消費のどん欲さはすさまじいものだ。

「デパ地下」の競争も激しいのだろう。
手を変え、品を変え、世界のあちこちから名店を引っ張ってくるような感がある。

パリのカフェ、パン屋さん
ニューヨークの老舗オイスター・バーなど
本国以外の初出店がTOKYOというのがけっこうある。
「本店はパリ、唯一の支店が東京」。こういうパターンも多いようだ。
驚くほどの集中ぶり。

なかには
1つ当たれば、大阪、名古屋と地方に支店をどんどんつくり、さらに消費を加速させる。

人気がなくなればスクラップ&ビルドで、使い捨て。
こんなに刹那的で、果たしてよいのだろうか?

ちなみに、地下2階には、鼎泰豊(ディンタイフォン)がある。
行ったことはないが、小籠包(ショーロンポウ)が有名。
台北の本店は、NYタイムス紙で「世界の10大レストラン」に選ばれたこともある。

そういった「ふれこみ」や「誰かの絶賛」に、すぐなびいてしまうのは私の悪いクセだが
「死ぬほど美味かった」という経験はない。
したがって最近は、そういう前評判には過度な期待をしないでいる。

つづく


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コメント 2

うーたん

お疲れ様です。先程、TVを見ていたら、夏木まりが「うどん屋」さんをやっているとのこと・・・なにげに見ていたら、「海老クリームうどん」なる一品が!
ぜひ「東京ツアー」のMENUへの一考をお願いします!(カレーうどんもうまそうでした)
by うーたん (2007-06-21 21:13) 

vision

実現するか別として、伺っておきましょう!

「昔の夏木マリが好きなんです」by西川のりお
by vision (2007-06-22 13:09) 

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