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3時間ちょっとのトランジット [旅 munich2008]

2008年8月4日(月)

ヘルシンキのヴァンター空港で、約3時間のトランジット。

体が冷えたので、あたたかい飲み物でも。
キオスクで、ホット・チョコレートを4つ。

「お湯で割りますか? ミルクで割りますか?」

「2つはお湯で、2つはミルクで」

ほんの数日前の往路のときは
こうしたキオスクで注文することさえ、かなり気後れしていましたが
今となっては平気。
店員さんは、うら若きフィンランドの乙女
私の鼻の下も伸びました。



ヴァンター空港


http://www.helsinki-vantaa.fi/home_jp
この空港は、1952年のヘルシンキ・オリンピックのときに完成したとか。
当時のモダン・デザインが感じられ
云うなれば「ロングセラー商品」のような味わいがあります。

建物の全体像は、L字型をしており
シンプルでわかりやすいです。

ちなみにヴァンター空港には喫煙スペースが2箇所ありました。



買物


さて、約3時間をどう過ごそうか。
シンガポールのチャンギ空港のようなトランジット・ツアーはありません。
でも、ここのショッピング・ストリートでの買物は、旅行者に人気があるようです。
IMG_0260-s.JPG


売場面積は、上越大和のワンフロア分ぐらいかな。
その中に
ムーミン・ショップや
マリメッコ Marimekko http://www.marimekko.jp/
デパートのストックマン http://www.stockmann.fi/portal/en/
などがありました。

買物下手な我々は、ちょこまかと買物し、余ったユーロを小刻みに消費。
買おうかどうか悩んだりして、3時間もあっという間。

ミュンヘンからの飛行機で、通路を挟んで隣だった老人と
人ごみの中でバッタリ再会。「オーッ!」
交わす言葉もなく、どこの国の人かも知らないが
お互いの健闘をたたえあうような笑顔でバイバイ。一期一会だなぁ。

ムーミン・ショップにて



DSCF0426-s.JPG
ムーミンの像と記念撮影。

それまでわが家ではムーミンの「ム」の字も出なかったのに
にわかファンに変身してしまったようです。

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カバンにつけるネームタグとピンバッジです。


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キシリトール・ガム。ムーミンのイラスト入り。


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絆創膏ですな。


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ミーのボールペン。
背景は、フィンエアーの機内誌「KIITOS」です。


マリメッコにて



2964087
弁当を入れるのにちょうどいいポーチ。義妹に。
日本でも探せばある。

ストックマンにて



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Fazer社のチョコレート「ゲイシャ」


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同じくFazer社のミルクチョコレート。
これはフィンエアーの機内食で出た。


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ROBERT'S COFFEEのコーヒー。
種類はいろいろあったが、もっともフィンランドっぽく見えるコレにした。
パッケージからもいい香りが漂ってきた。
フィンランドの人はコーヒーを大量に飲むようです。


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最後の最後まで、迷って買ったマグカップ。ARABIAのKoKoシリーズ。
この色はピスタチオ。


ストックマンで買物をすると必ず、「Thank you,See you again!」
と、店員さんの気持ちよい対応がありました。
フィンランドの人は「人懐っこい」とも言われます。

トラベル・グッズの店にて



2964131
小さな財布。ワイシャツのポケットに入る。
秋にヨーロッパへ旅行するという仲人への土産。
こうしたサブ用の財布があれば重宝する、と思って。



怪しげな渡航者


ひとしきり、物欲を満たしたところでパスポート・コントロールへ。

我々の列の前には
中国か、はたまた脱北者か?と思われるアジア人親子3人。
子は赤ん坊。父親とおぼしき人物は、ずいぶん年配。
見るからに、生活に疲れきった感が出ていて、観光目的の渡航とは思えない。

官吏の視線も厳しく、傍目に見てスリル満点。

とても時間がかかっていたので、我々は別の列に移動し
すんなりと審査を抜けた。
その後、あの3人はどうなったのか、わからない。.....「羅生門」的結末。



過客にして



パスポート・コントロールを通過して
ノンシェンゲン・ターミナルで、出発までの時間をつぶす。
もはやEU圏を出た感じ。
ここにもショッピング・エリアはあるが、免税店には興味なし。



大きなバックパックを背負った白人の若者3人組が
壊れた自動販売機と格闘していた。
「あー、結局、何も食えなかったぁ」という英語が聞き取れた。
よっぽど、手持ちのポテトチップスをあげようかと思ったけれど....


待合のベンチは
さまざまな顔、さまざまな人種、さまざまな荷物でいっぱいだ。
さまざまな想いをのせて、これから空に飛んでいく。

「月日は百代の過客にして行き交う年もまた旅人なり」

「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。(中略)
世の中にある人とすみかと、またかくの如し。」


わが豚児たちは、将来、どんな旅をするのだろう。

彼らはまたここに来るだろうか。

そのとき、何を思い出すだろう。



フィンエアーの日本人スタッフがゲートにスタンバイしている。
搭乗開始となった。
日本語での案内もあった。
「小さなお子様連れの....」のアナウンスで、ちょっと早めに搭乗。

AY079 ヘルシンキ17:15発
セントレアに着くのは、明日の朝8:55。


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