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みんなでガント [ビジネス]

工程管理の話です。

わが社は、アレの修理を行っているのだが
この冬は大雪だから、入庫が多い。
ありがたいことです。

しかし、ちゃんと段取りをしないと儲けが出ない。

納期は長引くし、残業の嵐となってコスト高。
最終的にはホケン屋さんが値段を決める。
とにかくコーリツよくやらなきゃいかんのだ。

先日もこんなミスが起きた。
「部品がない!」
今日やる仕事の部品がない。

原因は「発注し忘れ」という単純ミスだったが
こういった不測の事態が起きるたびに
一度組んだ段取りを変更しなければならない。

「混乱が混乱を招く」といった状態かもしれない。

現状の管理方法は、
「長年の経験」+「黒板に手書き」
という完全にアナログ的な手法である。

ちなみに2枚の黒板のうち、1つは40年ぐらい使っている。

アナログ手法を否定しないが、限界点が低いのだ。
たとえば、この冬のように入庫が多くなると
黒板だけでは足らず、カレンダーの裏を使っている。
当然、管理の質はダウンし、ミスやトラブルを誘発しやすくなっている。

また、この黒板をパッと見ても、全体の進捗がよくわからないのだ。
工程の負荷や余力、「これは急ぎの仕事だ」という優先順位
こういうものがわからない。
わかる人にはわかる。

まぁともかく、工程管理を進化させなければならない!
と手をつけはじめたのが二日前。

実際には、この件は何年も前から課題でありました。
昨年は「残業やっても儲からないんだ」という現場スタッフの意識改革に成功。


とりあえず、工程管理の安価なパッケージ・ソフトを探してみる。

わが業界に特化したものは、見つからず。

似ているとしたら....
多品種少量生産の生産管理、
あるいは病院における様々なプロセスの管理。

うーん....、とっつきにくい。
学生のときは、インダストリアル・エンジニアリングを学んだし
机の中には「プロジェクトマネジメント知識体系ガイド 2000版」
なんて本が眠っている。
しかし今また理論から学んでいる時間の余裕はない。

「とりあえず、ガント・チャートがつくれればよいか」
と、ハードルを下げてみる。
実際に使うのは、オレじゃないからね。

フリーソフト、シェアウエアでは
「Project Canvas」
「がんすけ」
のお試し版を試してみた。
「がんすけ」でつくったガントチャートを現場スタッフに見せてみた。

話し合っているうちに、わからなくなってきた。
「ガントチャートがつくれればいい」ってだけじゃあまり意味がない。
これでは単なる「黒板の清書」にすぎない。
黒板を廃止できず、二重管理になるようじゃいかん。


今朝になって、さらにとっつきやすいソフトを発見。
「みんなでガント.com」

無料。ブラウザ+Flashプレーヤーがあればできる。
共有できる。直感的に操作できる点でも優れている。

ありがたいサービスだ。
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コメント 1

風太郎

勉強になります。

プロセスか結果か・・・

何事につけても悩み多き課題です。
by 風太郎 (2010-02-15 09:19) 

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